時代一覧 / 江戸時代以前

江戸時代以前

ERA

1603 年より前。

24 本収載

作品一覧

WORKS

kotosekaishi1 ・ 35 分

ペリクレスの葬礼演説 — トゥキディデス『戦史』より

「我らの政体は他国の制度を模倣するものではなく、むしろ他国の手本となるものである…多数者の手にある故に、われわれの政体はデモクラチアと呼ばれる」— 紀元前431年、ペロポネソス戦争初年の冬、戦没者のため雅典で行われた、民主政の自己定義として歴史上もっとも有名な演説。

トゥキディデス (Thukydidēs)(記録者)/ペリクレス(演者) ・ 古代ギリシア(ペロポネソス戦争初期、紀元前431/430年冬)

kotosekaishi1 ・ 25 分

カエサル『ガリア戦記』第一巻冒頭

「ガリア全土は三つに分かれている…」— ローマ共和政末期、ガリア遠征中(前58–前50)にカエサル自身が書いた戦記。簡潔・明晰なラテン語の名文として、現代の高校・大学のラテン語教科書に必ず掲載される、西洋古典文学の柱。

ユリウス・カエサル (Gaius Iulius Caesar) ・ 古代ローマ・共和政末期(前58年〜前52年のガリア遠征中に記述)

koteoyaku1 ・ 25 分

新約聖書「コリント人への第一の手紙」13章 — 愛の章

「愛は寛容にして慈悲あり、愛は嫉まず、誇らず、高ぶらず」── 使徒パウロが西暦55年頃にコリントの教会に宛てて書いた書簡の中の「愛の章」。 西洋 文学 と 思想 史 で 最も 引用 さ れ た テクスト の 一つ。 結婚式 で も よく 朗 読 さ れる 不朽 の 名文。

使徒パウロ (Paul of Tarsus) ・ 1世紀・古代ローマ帝国

koteoyaku1 ・ 25 分

エ ピ ク テ ト ス『提 要』 ─ ス ト ア 派 が 教 え る 心 の 自 由

「我 々 の 力 の 内 に あ る も の と、 力 の 外 に あ る も の が あ る」── 元 奴 隷 か ら 自 由 人 と な っ た 古 代 ロ ー マ の 哲 学 者 エ ピ ク テ ト ス (55–135) の『提 要』。 2000 年 間 読 ま れ 続 け る ス ト ア 派 哲 学 の 入 門 書 を、 高 1 西 洋 古 典 和 訳 で 抄 読 し よ う。

エピクテトス (Epictetus) ・ 古代ローマ (1–2 世紀)

koteoyaku1 ・ 30 分

マルクス・アウレリウス『自省録』第二巻 抜粋

「夜明けに目覚めたなら、こう自分に語りかけよ ── 今日、私は出しゃばりで、忘恩で、傲慢で、嘘つきで、嫉妬深い者たちに会うだろう」── ローマ皇帝マルクス・アウレリウスが、戦場の天幕で自分自身に向けて書いた哲学的覚書。ストア派思想の精髄。

マルクス・アウレリウス (Marcus Aurelius) ・ 古代ローマ・五賢帝時代

koteoyaku1 ・ 30 分

聖アウグスティヌス『告白』第八巻「庭園の回心」抜粋

「取 れ、 読 め (Tolle, lege)」── 32 歳 の ア ウ グ ス テ ィ ヌ ス が、 ミ ラ ノ の 庭 園 で 子 ど も の 声 を 聞 き、 聖 書 を 開 い て 回 心 (か い し ん) し た 場 面。 西 洋 自 伝 文 学 の 出 発 点 で あ り、 キ リ ス ト 教 神 学 の 礎 を 据 え た 古 典。

アウレリウス・アウグスティヌス (Aurelius Augustinus) ・ 古代末期 ローマ帝国 (397–400 執筆)

中1 歴史 ・ 30 分

古事記「天の岩戸」

『古事記』(712年) 上巻の中心場面。アマテラスが岩屋に隠れて世界が暗闇になり、八百万の神々が知恵を出し合って太陽を取り戻す。天皇の系譜の正当化という政治的目的を持って編まれた神話だが、その奥には日食の記憶・芸能の起源・共同体回復の儀礼など、いくつもの「裏テーマ」が重層している。

太安万侶(編纂)/稗田阿礼(誦習) ・ 奈良時代初頭(和銅5年)

中1 歴史 ・ 30 分

古事記「神武東征」— 日向から大和へ

天孫降臨から三代後、ニニギノミコトの曾孫イワレヒコ(神武天皇)が、日向(宮崎)から東へ進み、ついに大和(奈良)の橿原で即位する。古事記中巻の冒頭。神話から伝説、伝説から歴史への移行点であり、戦前は「皇紀の起点」として最重要視された段。

太安万侶(撰録)/稗田阿礼(誦習) ・ 奈良時代初頭(和銅5年)

中1 歴史 ・ 30 分

古事記「天孫降臨」— 三種の神器と高千穂

国譲りのあと、アマテラスの孫ニニギノミコトが、三種の神器(八咫鏡・草薙剣・八尺瓊勾玉)を授かって、高天原から地上の高千穂へと降る。天皇家の祖先がはじめて地上に立つ場面。古事記神話の頂点であり、また戦前の「皇国史観」の中核ともなった重要段。

太安万侶(撰録)/稗田阿礼(誦習) ・ 奈良時代初頭(和銅5年)

中1 歴史 ・ 35 分

古事記「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」— 出雲のスサノオ伝承

高天原を追放されたスサノオが、出雲の肥の河に降り立ち、八つの頭と八つの尾を持つ八岐大蛇(ヤマタノオロチ)から少女クシナダヒメを救う。蛇の尾から現れた一振りの剣——後の「草薙剣」——は、なぜ「三種の神器」の一つとなったのか。

太安万侶(撰録)/稗田阿礼(誦習) ・ 奈良時代初頭(和銅5年)

kotokokanbun1 ・ 25 分

李 白『静 夜 思』 ─ 月 と 故 郷 を 思 う 二 十 字

「牀 前 月 光 を 看 る ─ 疑 う ら く は 是 れ 地 上 の 霜 か と」── 李 白 (701–762) 30 歳 頃 の 五 言 絶 句『静 夜 思』。 二 十 字 で、 旅 先 で 月 を 見 て 故 郷 を 思 う 心 を 完 璧 に 表 現 し た 中 国 詩 の 最 高 傑 作 の 一 つ。 唐 詩 の 鑑 賞 と し て 暗 唱 し よ う。

李白 (り はく) ・ 唐代 (盛唐)

kotokokanbun1 ・ 30 分

杜甫「春望」 — 詩 聖 の 国 破 れ て 山 河 あ り

「国 破 れ て 山 河 あ り、城 春 に し て 草 木 深 し」── 安 史 の 乱 で 戦 火 に 包 ま れ た 長 安 で、 杜 甫 が 詠 ん だ 五 言 律 詩。 国 が 滅 ん で も 山 河 は 変 わ ら ず 残 る ─ そ の 痛 切 な 対 比 が、 1200 年 を 超 え て 響 く 名 詩。

杜甫 (とほ ・ Du Fu) ・ 唐 (安史の乱 の さ な か ・ 757 年)

kotosekaishi1 ・ 25 分

マグナ・カルタ(大憲章)抜粋 — 法の支配の起源

「いかなる自由人も、同輩の合法な裁判または国の法によらない限り、逮捕・拘禁・財産没収されない」— 1215年、イングランドのジョン王が封建貴族に強いられて封印した文書。法の支配と立憲主義の起源として、800年を経た今も世界の立憲国家の基底に響き続ける。

イングランド王ジョンと諸侯(起草:S. ラングトン他) ・ 中世イングランド(プランタジネット朝、ジョン王時代)