杜甫「春望」 — 詩 聖 の 国 破 れ て 山 河 あ り
高等学校 漢文 第1学年 古典 漢文唐詩言 語 文 化 目安 30 分 JLPT N1 漢字 第9学年 語彙 上級 難易度 ★★★★☆
学習のめあて
- 中 国 唐 代 の 代 表 的 名 詩 を 原 文 で 読 む
- 五 言 律 詩 と い う 詩 形 式 を 理 解 す る
- 「国 破 れ て 山 河 あ り」 と い う 名 句 の 重 み を 体 感 す る
- 杜 甫 と 「詩 聖」 と い う 称 号 の 意 味 を 知 る
本文
原 文 (漢 文)
國破山河在
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵萬金
白頭搔更短
渾欲不勝簪
書 き 下 し 文
国破れて山河在り
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺ぎ
別を恨みては鳥にも心を驚かす
烽火三月に連なり
家書万金に抵る
白頭掻けば更に短く
渾て簪に勝えざらんと欲す
現 代 語 訳
国 (唐) は 反 乱 軍 に よ っ て 破 滅 し て し ま っ た が、 山 河 (自 然) は 変 わ ら ず そ こ に あ る。
こ の 長 安 の 城 (み や こ) に も 春 が 訪 れ、 草 木 は 深 く 茂 っ て い る。
こ の 戦 乱 の 時 代 を 思 う と、 花 を 見 て さ え も 涙 が こ ぼ れ、
妻 子 と の 別 れ を 思 う と、 鳥 の 声 を 聞 い て さ え も 心 が 驚 い て し ま う。
戦 い の 狼 煙 (の ろ し) は も う 三 ヶ 月 も 続 き、
妻 か ら の 一 通 の 手 紙 が、 万 金 ほ ど の 価 値 を 持 つ。
白 髪 の 頭 を か く と、 髪 は さ ら に 短 く な っ て し ま い、
も は や 冠 を 留 め る 簪 (か ん ざ し) も 挿 せ な い ほ ど に な っ て し ま っ た。
解 説 ─ 757 年 春、 戦 火 の 長 安
こ の 詩 が 書 か れ た 757 年 春 ─ 中 国 史 上 最 大 の 内 乱 「安 史 の 乱」 (755–763) の 真 っ た だ 中 で あ っ た。
755 年 11 月、 唐 の 節 度 使 ・ 安 禄 山 (あ ん ろ く ざ ん) が 反 乱 を 起 こ し、 翌 756 年 6 月 に 長 安 を 占 領。
玄 宗 皇 帝 は 西 へ 逃 れ、 楊 貴 妃 (よ う き ひ) は 殺 害 さ れ た。
杜 甫 は こ の 戦 乱 の 中、 妻 子 を 田 舎 に 預 け て 単 身、 新 し い 皇 帝 (粛 宗) に 仕 え よ う と し て 動 い て い た。
だ が 反 乱 軍 に 捕 ら え ら れ、 長 安 に 抑 留 さ れ て し ま う。
そ の 抑 留 中 の 757 年 春、 長 安 の 廃 墟 の 中 で 詠 ん だ の が、 こ の 「春 望」 で あ る。
「国 破 れ て 山 河 あ り」 ─ 一 句 の 重 み
こ の 詩 の 第 1 句 ─ 「国 破 山 河 在」 ─ は、 千 年 以 上 に わ た り、 東 ア ジ ア の 文 学 で 最 も 多 く 引 用 さ れ て き た 一 句 の 一 つ で あ る。
わ ず か 5 文 字 の 中 に、 こ う 凝 縮 さ れ て い る:
- 国 (人 間 の 営 み) の は か な さ ─ 一 朝 に し て 滅 び る
- 山 河 (自 然) の 永 遠 性 ─ 何 が 起 こ っ て も 変 わ ら ず 残 る
- そ の 対 比 か ら 浮 か び 上 が る、 人 間 存 在 の 痛 切 な は か な さ
こ の 「人 と 自 然 の 対 比 か ら 来 る 哀 し み」 は、 そ の 後 の 中 国・日 本 文 学 の 一 大 主 題 と な っ た。
五 言 律 詩 と 対 句 の 美
「春 望」 は、 唐 代 に 完 成 し た 五 言 律 詩 (1 句 5 字、 8 句) の 厳 密 な 形 式 で 書 か れ て い る。
特 に 美 し い の は、 第 3-4 句 と 第 5-6 句 の 「対 句」 で あ る。
| 句 | 対 応 |
|---|---|
| 感 時 花 濺 涙 | (時 に 感 じ て は ・ 花 ・ 涙 を 濺 ぐ) |
| 恨 別 鳥 驚 心 | (別 を 恨 み て は ・ 鳥 ・ 心 を 驚 か す) |
「感 時 - 恨 別」「花 - 鳥」「濺 涙 - 驚 心」 ─ そ れ ぞ れ の 字 が 完 璧 に 対 応 す る。
こ の 対 句 の 美 し さ が、 詩 全 体 に 整 然 と し た リ ズ ム と 音 楽 性 を 与 え て い る。
松 尾 芭 蕉 と 「国 破 れ て」
日 本 で 「国 破 れ て 山 河 あ り」 を 最 も 深 く 受 け 止 め た 一 人 は、 江 戸 時 代 の 俳 人 ・ 松 尾 芭 蕉 (1644–1694) で あ る。
1689 年 (元 禄 2 年)、 芭 蕉 は 『奥 の 細 道』 の 旅 の 途 中、 平 泉 (現 在 の 岩 手 県) を 訪 れ た。
そ こ は、 か つ て 奥 州 藤 原 氏 の 栄 華 を 誇 っ た 場 所 だ が、 既 に 400 年 以 上 前 に 滅 び、 今 は 草 が 茂 る だ け の 廃 墟 で あ っ た。
そ こ で 芭 蕉 は こ う 書 き 出 す ─
「三 代 の 栄 耀 (え い よ う) 一 睡 の 中 (う ち) に し て、 大 門 (だ い も ん) の 跡 は 一 里 こ な た に あ り。 秀 衡 (ひ で ひ ら) が 跡 は 田 野 (で ん や) に な り て、 金 鶏 山 (き ん け い ざ ん) 飾 (の み) 形 (か た ち) を 残 す。 ま づ 高 館 (た か だ ち) に 登 れ ば、 (中 略) 『国 破 れ て 山 河 あ り、 城 春 に し て 草 青 み た り』 と、 笠 う ち し き て、 時 の 移 る ま で 涙 を 落 と し は べ り ぬ」
そ し て 芭 蕉 は、 こ こ で あ の 名 句 を 詠 ん だ:
夏 草 や 兵 (つ わ も の) ど も が 夢 の 跡
中 国 ・ 杜 甫 (757 年) → 日 本 ・ 松 尾 芭 蕉 (1689 年) → 私 た ち (2026 年)。
「国 破 れ て 山 河 あ り」 と い う 一 句 が、 1200 年 以 上 に わ た り、 詩 人 か ら 詩 人 へ と 受 け 継 が れ て き た の だ。
戦 後 日 本 と 「国 破 れ て」
1945 年 8 月 15 日、 日 本 は 太 平 洋 戦 争 に 敗 れ た。
東 京・大 阪・名 古 屋・広 島・長 崎 ─ 主 要 都 市 は 空 襲 と 原 爆 で 廃 墟 と 化 し て い た。
そ う し た 焼 け 跡 の 中 で、 多 く の 日 本 人 が 思 い 出 し た の が、 杜 甫 の こ の 一 句 で あ っ た:
「国 破 れ て 山 河 あ り」
国 (戦 前 の 大 日 本 帝 国) は 滅 ん だ。 だ が、 山 と 河 (日 本 の 自 然) は、 変 わ ら ず こ こ に あ る。
そ の 自 然 を 拠 り 所 に、 私 た ち は 再 び 生 き 直 す こ と が で き る ─ そ ん な 慰 め と 励 ま し を、 こ の 一 句 か ら 多 く の 人 が 受 け 取 っ た。
川 端 康 成 ら 戦 後 文 学 者 も、 こ の 一 句 を し ば し ば 引 用 し た。
1200 年 前 の 中 国 の 詩 が、 1945 年 の 日 本 に 改 め て 響 い た の で あ る。
詩 聖 ・ 杜 甫
杜 甫 (712–770) は、 李 白 (701–762) と 並 ぶ 中 国 唐 代 最 大 の 詩 人 で あ る。
だ が 二 人 の 詩 風 は 対 照 的 だ っ た:
- 李 白「詩 仙」 ─ 酒 と 月 を 愛 し、 自 由 奔 放 に 想 像 力 を 飛 翔 さ せ る
- 杜 甫「詩 聖」 ─ 民 衆 の 苦 し み を 見 つ め、 戦 乱・貧 困・離 別 を 重 々 し く 詠 む
杜 甫 が 「詩 聖」 と 呼 ば れ る 理 由 は、 彼 が 「人 間 の 痛 み」 を 最 も 深 く、 最 も 正 確 に 詩 に し た か ら で あ る。
「春 望」 は、 そ の 代 表 作 の 一 つ で あ る。
千 年 を 超 え る 響 き
757 年 春、 戦 火 の 長 安 で 詠 ま れ た 五 言 律 詩。
1269 年 を 経 た 2026 年、 日 本 の 高 校 生 で あ る 君 が こ れ を 読 む。
「国 破 れ て 山 河 あ り」
こ の 5 文 字 は、 戦 争 が 続 く 現 代 の 世 界 (ウ ク ラ イ ナ、 中 東 等) に も、 ま た 災 害・パ ン デ ミ ッ ク 後 の 世 界 に も、 ど こ か で 響 き 続 け て い る。
詩 が、 千 年 以 上 の 時 を 超 え て、 人 間 の 同 じ 痛 み に 寄 り 添 う ─ そ れ が、 杜 甫 が 私 た ち に 残 し た 最 大 の 贈 り 物 で あ る。
語句の意味
各見出し語をクリックすると、外部辞書で詳しい意味を調べられます。 ※ Wiktionary について
- 杜 甫 (と ほ ・ Du Fu) K 712–770。 中 国 唐 代 の 詩 人。 字 は 子 美 (し び)、 号 は 少 陵 (し ょ う り ょ う)。 李 白 (り は く) と 並 ぶ 唐 代 最 大 の 詩 人 の 一 人。 李 白 が 「詩 仙」 と 呼 ば れ た の に 対 し、 杜 甫 は 「<strong>詩 聖</strong>」 と 呼 ば れ る。 安 史 の 乱 (755–763) の 戦 火 を く ぐ り、 戦 争・貧 困・離 別 を 描 い た 詩 で 有 名。
- 春 望 (し ゅ ん ぼ う) K 757 年 春、 安 史 の 乱 で 反 乱 軍 に 占 領 さ れ た 長 安 (現 在 の 西 安) で、 杜 甫 が 詠 ん だ 五 言 律 詩。 タ イ ト ル は 「春 に 望 む」「春 の 望 み」 の 意。 戦 火 に 包 ま れ た 都 の 春 を 描 く。
- 五 言 律 詩 (ご ご ん り っ し) K 唐 代 に 完 成 し た 漢 詩 の 形 式。 1 句 5 字、 8 句 (合 計 40 字) か ら 成 る。 厳 密 な 韻 律 ・ 平 仄 (ひ ょ う そ く) ・ 対 句 の 規 則 を 持 つ。 杜 甫 は こ の 形 式 の 名 手 と さ れ る。
- 安 史 の 乱 (あ ん し の ら ん) K 755–763 年、 唐 の 玄 宗 皇 帝 の 治 世 に 起 こ っ た 大 反 乱。 節 度 使 の 安 禄 山 (あ ん ろ く ざ ん)・史 思 明 (し し め い) ら が 起 こ し た。 約 8 年 続 き、 唐 王 朝 を 大 き く 弱 体 化 さ せ た。 中 国 史 最 大 級 の 内 乱 の 一 つ。 杜 甫 は こ の 戦 乱 の さ な か、 妻 子 と 離 れ て 長 安 で 反 乱 軍 に 捕 ら え ら れ た。
- 長 安 (ち ょ う あ ん) K 唐 の 首 都。 現 在 の 中 国 陝 西 省 西 安 市。 当 時、 世 界 最 大 の 都 市 (人 口 約 100 万) で、 シ ル ク ロ ー ド の 東 の 終 点 と し て 国 際 都 市 で あ っ た。
- 国 破 れ て 山 河 あ り (く に や ぶ れ て さ ん が あ り) K 詩 の 冒 頭、 最 も 有 名 な 一 句。 「国 (国 家) が 破 滅 し て も、 山 河 (自 然) は 変 わ ら ず 残 っ て い る」 の 意。 国 と 自 然 の 対 比 に よ っ て、 人 間 の 営 み の は か な さ を 痛 切 に 描 く。
- 烽 火 (ほ う か) K 戦 い の 知 ら せ を 伝 え る 狼 煙 (の ろ し)。 古 代 中 国 で は、 国 境 や 主 要 街 道 沿 い に 烽 火 台 を 建 て、 戦 が 起 こ れ ば 順 に 火 を 焚 い て 急 報 を 伝 え た。
- 三 月 (さ ん が つ) K 本 詩 で の 解 釈 は 二 通 り。 (1) 三 ヶ 月 続 い て (= 烽 火 が 三 ヶ 月 続 い た); (2) 旧 暦 三 月 (= 春)。 一 般 的 に は (1) の 解 釈 が 主 流。
- 万 金 (ば ん き ん) K 「家 書 抵 万 金」 (家 か ら の 手 紙 は 万 金 に 当 た る) ─ 戦 乱 中、 離 れ 離 れ の 家 族 か ら の 手 紙 が、 大 金 に 値 す る ほ ど 貴 重 と い う 意。
- 簪 (し ん ・ か ん ざ し) K 男 性 の 冠 を 留 め る か ん ざ し。 古 代 中 国 で 成 人 男 性 は 髪 を 束 ね、 冠 で 留 め た。 杜 甫 は こ の 時 46 歳 (満)、 戦 乱 と 心 労 で 髪 が 抜 け、 簪 を 挿 す こ と も で き な い ほ ど 老 け て し ま っ た と 詠 む。
- 詩 聖 (し せ い) K 「詩 の 聖 人」 の 意。 杜 甫 を 指 す 尊 称。 李 白 (詩 仙) と 並 ぶ 中 国 詩 史 の 二 大 巨 星。
考えてみよう
- 「国 破 れ て 山 河 あ り、 城 春 に し て 草 木 深 し」 ─ こ の 二 句 を 声 に 出 し て 読 ん で み ま し ょ う。 ど ん な 情 景 が 浮 か び ま す か?
- 「国 が 破 滅 し て も、 山 河 は 変 わ ら ず 残 る」 ─ こ の 「国」 と 「自 然」 の 対 比 が 持 つ 意 味 を、 自 分 の 言 葉 で 説 明 し ま し ょ う。
- 杜 甫 は な ぜ こ の 詩 を 「春 望」 と 名 付 け た の で し ょ う か。「春」 と い う 言 葉 が 持 つ 意 味 を 考 え ま し ょ う。
- 「家 書 万 金 に 抵 (あ た) る」 ─ 戦 乱 中、 家 族 か ら の 一 通 の 手 紙 が、 杜 甫 に は 万 金 ほ ど の 価 値 が あ っ た。 現 代 の 「家 族 と の 連 絡」 と 比 べ て、 ど う 感 じ ま す か?
- 1200 年 以 上 前 の 中 国 で 書 か れ た こ の 詩 が、 な ぜ 今 も 日 本 の 中 学・高 校 で 教 え ら れ て い る の で し ょ う か?
- 明 治・大 正・昭 和・平 成・令 和 ─ 日 本 の 多 く の 文 学 者 が 「国 破 れ て 山 河 あ り」 を 引 用 し て き ま し た。 戦 後 の 日 本 で、 こ の 一 句 は 特 に 深 く 響 い た と 言 わ れ ま す。 そ の 理 由 を 考 え ま し ょ う。
指導要領との対応
このページは、文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」漢文 第1学年の 以下の指導事項を意識して編集しています。
- 古典探究 — 漢 文 の 韻 文 を 読 み、 そ の 内 容 や 表 現 の 特 色 を 捉 え る
- 言語文化 — 我 が 国 の 言 語 文 化 の 基 底 に あ る 漢 詩 の 伝 統 を 理 解 す る
※ 文部科学省告示の本文ではなく、編集者による要旨の言い換えです。 正確な指導事項は文部科学省の公式資料を参照してください。
指導案 教員向け・授業展開の例
高1 漢 文 で 唐 詩 の 最 高 傑 作 の 一 つ「春 望」 を 読 む。 『論 語』(kotokokanbun1/rongo-gakuji) の 散 文 と は 違 う、 漢 詩 の リ ズ ム と 対 句 の 美 を 体 感 す る。 日 本 の 文 学・文 化 に 深 く 浸 透 し た 「国 破 れ て 山 河 あ り」 と い う 名 句 の 重 み を 理 解 す る。
指導目標
- 五 言 律 詩 の 形 式 を 理 解 す る
- 「対 句」 の 美 し さ を 体 感 す る
- 安 史 の 乱 と 杜 甫 の 状 況 を 把 握 す る
- 日 本 文 化 へ の 影 響 を 知 る
授業の流れ
- 1時限・10分 唐 (618–907) と 杜 甫 の 生 涯 を 確 認
- 1時限・25分 原 文 を 音 読 (中 国 語 の 響 き も 聞 か せ る と 効 果 的)
- 1時限・15分 書 き 下 し 文 と 現 代 語 訳
- 2時限・20分 五 言 律 詩 の 形 式 と 対 句 を 分 析
- 2時限・15分 「国 破 れ て 山 河 あ り」 の 日 本 文 化 へ の 影 響
- 2時限・15分 戦 後 文 学 で の 引 用 例 を 検 討 (川 端 康 成 等)
発問例・議論のポイント
- 「国 が 破 滅 し て も 山 河 は 残 る」 ─ こ れ は 慰 め か、 そ れ と も 諦 め か?
- 杜 甫 の 詩 が 日 本 で こ れ ほ ど 愛 さ れ る 理 由 は?
- 現 代 の 日 本 で、 「国 破 れ て」 と 言 え る 場 面 は あ る か?
発展課題
- 杜 甫 の 他 の 詩 (「絶 句」「兵 車 行」) を 読 む
- 李 白 (本 サ イ ト kotokokanbun1 で 既 習) と 比 較
- 松 尾 芭 蕉 『奥 の 細 道』 (本 サ イ ト kotoko1) の 「夏 草 や 兵 ど も が 夢 の 跡」 と 比 較
関連する教材
杜甫「春望」
「国破れて山河あり、城春にして草木深し」— 安史の乱で陥落した長安の春、戦乱に引き裂かれた家族と、不変の自然との対比。杜甫の代表作にして、漢詩の最高峰の一つ。
老子 第一章「道可道、非常道」
「道の道とすべきは、常の道に非ず」— 道家思想の祖・老子が放つ、知の冒頭宣言。語りえぬものを語る、東洋思想最深部への入り口。
論語・学而第一「子曰、学而時習之」
「学んで時にこれを習ふ、亦説ばしからずや」— 『論語』の冒頭、孔子が語る「学び・友情・自己実現」の三段の喜び。日本人の精神文化に最も深く根を下ろした漢文の最初の一頁。
史記・項羽本紀「四面楚歌」 — 司馬遷
「四面 楚歌、項王 大いに 驚きて 曰 はく」── 中国 最古 の 通史『史記』から、楚漢 戦争 の 最終 場面 「垓下 の 戦い」。 周囲 を 漢軍 に 囲 ま れ、 故郷 楚 の 歌 を 四 方 か ら 聞 き、 名将 項羽 が 涙 を 流 す 名 場面。
学習メモ
ログイン中のユーザーのみ利用できます。記入は自動でクラウドに保存され、別端末からも参照できます。
AI 先生に聞く
教材の内容について、AI に質問できます。実験的な機能です。 AI は時に誤った内容を答えることがあります。最終的には自分で考え、 本文を確認してください。
この教材を改善する
誤字・誤訳・事実誤認の報告、語注や発問への提案など、現場での気づきを直接 GitHub Issue に投稿できます。GitHub アカウントがあれば誰でも参加できます。
出典・ライセンス
- 原文: 杜甫 (とほ ・ Du Fu)「杜甫「春望」 — 詩 聖 の 国 破 れ て 山 河 あ り」(757年)
- 入力テキスト: 国民文庫 / 諸子百家 漢文叢書 (底本:杜甫「春望」(757 年 ・ 安史 の 乱 で 反 乱 軍 に 捕 ま っ た 長 安 で 詠 ま れ た 五 言 律 詩)。 中 学 ・ 高 校 漢 文 で 必 ず 読 ま れ る 杜 甫 の 代 表 作 の 一 つ。)
- 原文の権利: パブリックドメイン
- 編集・語注・発問・解説: CC BY 4.0 © project_procopios contributors