編集ポリシー
EDITORIAL POLICY最終更新:2026-05-25
ひらくは、著作権切れの日本語文献を、現行学習指導要領に沿って再編集して 公開するプロジェクトです。本ページでは、教材の選定・編集の基準を公開します。
1. 教材選定の基準
原則として、以下のすべてを満たす作品から選びます:
- 著作権が消滅していること: 著作権法の規定に従い、保護期間を満了したもの (青空文庫等で確認できるもの)
- 学習指導要領との対応関係を示せること: 各教材に対応する curriculum_items を frontmatter に明示
- 文学・歴史・思想・科学的に意義があること: 古典・近代の代表的作品、または当時の社会を映す史料
- 適切な長さに収まること: 1 教材で 15〜30 分程度の学習を目安
2. 原文への敬意
- 原文は パブリックドメイン として尊重し、文意・構造を変えない
- 底本(出典)を frontmatter の
source.textおよびsource.baseに明示 - 引用元へのリンク (青空文庫など) を可能な限り提供
3. 改変の原則
原文に施す改変は以下に限定します:
- 旧字体・旧仮名遣いの現代化: 学習者が読みやすいよう、原則として常用漢字・現代仮名遣いに統一。古典作品の場合は原文と現代語訳を併記。
- ルビ(ふりがな)の付与: 学年配当漢字を超える漢字、固有名詞、古語などにルビを付与
- 語注:
glossaryフィールドで難語・固有名詞・歴史背景を解説 - 段落・改行の調整: 読みやすさのため、必要に応じて改行を整える (本文の追加・削除はしない)
上記以外の意味を変える編集はしません。 ただし抜粋は明示的に「冒頭部」「第○章のみ」など範囲を明記します。
4. 戦前教材における差別的表現の扱い
明治〜昭和初期に書かれた教材には、現代の人権感覚から見て差別的・ 不適切な表現が含まれる場合があります。本サイトは以下の方針で対応します:
- 注釈付きで残す(原則): 原文の歴史的位置づけを保ち、 当時の社会を理解する素材として、語注で当時の文脈と現代から見た問題点を 併記します。
- 該当箇所を伏字化または省略(例外): 公教育の場で 利用する際の支障となり得る、極度に差別的・攻撃的な表現は、 伏字化または省略します。その場合、省略の事実と理由を明記します。
- 不採用(最終手段): 本文全体が現代の教育に ふさわしくないと判断される作品は、教材として採用しません。
具体的な判断は教材ごとに行います。判断に異論がある場合は GitHub Issues でご意見をお寄せください。
5. 戦中教材 (1937〜1945) の扱い
戦時下教育の代表である「教育勅語」「五箇条の御誓文」「大日本帝国憲法」 なども、歴史史料として批判的注釈付きで掲載 しています。 これらは「美化のための復刻」ではなく、「当時の言説を一次史料として 検証する」教材としての位置づけです。
6. 解説・発問の中立性
- 政治的・宗教的な立場を特定の方向に誘導しない
- 複数の解釈が存在する事柄については、複数の視点を併記する
- 発問 (questions) は「答えが一つに収束しない」開かれた問いを優先
7. 挿絵の取り扱い
- 挿絵は AI 画像生成を補助的に利用しています
- 原作の絵画作品 (パブリックドメインのもの) を優先的に使用する場合あり
- すべての挿絵は教材の文意を補助するものであり、原典に挿絵がない場合は 編集者による補助イラスト と注記します
8. 訂正のフロー
誤字・誤訳・事実誤認の報告は、 GitHub Issues で受け付けています。各教材ページ下部にも「⚑ 誤字・誤訳を報告」ボタンが 用意されています。
訂正が行われた場合、コミット履歴 (GitHub) で改訂内容を追跡できます。
9. 関連
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