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心に残る童話・短編の入門
小学校国語の代表的な短編を、書かれた時代順に読む。新美南吉、宮沢賢治、芥川龍之介の童話まで。
新美南吉 (1943) ・ 目安 25 分
冬のはじめての雪と、初めて町を見た子狐 (1943)
冬のはじめての雪を見た子狐が、町まで手袋を買いに出かけます。母狐の不安、子狐の素直な発見、そして物語の最後に母狐がふともらすつぶやきが、長く心に残ります。
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楠山正雄 (1920) ・ 目安 35 分
誰もが知る昔話 — でも改めて読むと違って見える
「ドンブラコッコ、スッコッコ」— 川を流れてきた大きな桃から生まれた桃太郎が、犬・猿・きじを家来にして鬼が島の鬼を退治する、日本五大昔噺のひとつ。明治・大正の童話作家、楠山正雄による定番の再話。
新美南吉 (1932) ・ 目安 30 分
償いと、伝わらない思い (1932)
いたずら好きの子狐ごんが、兵十のうなぎを奪ったことをきっかけに、罪悪感から償いをはじめる物語。最後の場面の静かな衝撃が長く心に残ります。
宮沢賢治 (1923) ・ 目安 25 分
蟹の親子が見た「クラムボン」の不思議な世界 (1923)
「クラムボンはわらったよ」「クラムボンはかぷかぷわらったよ」— 谷川の底に住む蟹の親子が見た、五月と十二月の二つの幻燈。光・影・水音・匂い、賢治の言葉の魔法に出会う名作短編。
小川未明 (1921) ・ 目安 35 分
小川未明が描く、海と人の交差点
北の海で生まれた人魚の娘は、ある夜、ろうそく屋の老夫婦に拾われる。やがてろうそく屋は栄えるが…。人魚が描く赤いろうそくと、人間の欲が交錯する物語。