古事記 神話の旅
PATH天地の始まりから神武東征まで
古事記の代表的な神話を、時間順に通読する。日本史の入り口として、また文学としての古事記を体感する。
このパスの教材
STEPS- 1
- 2
古事記「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」— 出雲のスサノオ伝承
スサノオと八岐大蛇 — 4 つの解釈
高天原を追放されたスサノオが、出雲の肥の河に降り立ち、八つの頭と八つの尾を持つ八岐大蛇(ヤマタノオロチ)から少女クシナダヒメを救う。蛇の尾から現れた一振りの剣——後の「草薙剣」——は、なぜ「三種の神器」の一つとなったのか。
- 3
古事記「因幡の白兎」— オオクニヌシのやさしさ
オオクニヌシと因幡の白兎
皮を剝かれて泣いていた白兎を、八十神(やそがみ)の嘘から救ったオオクニヌシ。やさしさを描いた古事記の名場面であり、後の「国造り」へ続く出雲神話の入り口。
- 4
古事記「国譲り」— 出雲から大和へ
出雲大社の起源 — 国譲り神話
高天原のアマテラスが、地上の国「葦原中国」を治めるオオクニヌシに、その国を譲るよう求めた段。三度の使者、タケミナカタの抵抗、出雲大社の起源。出雲神話圏が大和朝廷の神話体系に統合される、政治的にきわめて重要な物語。
- 5
古事記「天孫降臨」— 三種の神器と高千穂
天孫降臨と三種の神器
国譲りのあと、アマテラスの孫ニニギノミコトが、三種の神器(八咫鏡・草薙剣・八尺瓊勾玉)を授かって、高天原から地上の高千穂へと降る。天皇家の祖先がはじめて地上に立つ場面。古事記神話の頂点であり、また戦前の「皇国史観」の中核ともなった重要段。
- 6
古事記「神武東征」— 日向から大和へ
神武東征と皇紀の議論
天孫降臨から三代後、ニニギノミコトの曾孫イワレヒコ(神武天皇)が、日向(宮崎)から東へ進み、ついに大和(奈良)の橿原で即位する。古事記中巻の冒頭。神話から伝説、伝説から歴史への移行点であり、戦前は「皇紀の起点」として最重要視された段。