古典文学 四大柱
PATH平家物語 → 方丈記 → 枕草子 → 源氏物語
日本古典文学のもっとも有名な冒頭四つを、無常と美意識の系譜として読み解く。
このパスの教材
STEPS- 1
平家物語・冒頭「祇園精舎」
祇園精舎の鐘 — 諸行無常の響あり
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…」— 日本古典文学のもっとも有名な冒頭。平家一門の栄華と没落を、琵琶法師の語りに乗せて描いた中世の大叙事詩。仏教的無常観の凝縮が、800年の時を超えて響き続ける。
- 2
方丈記・冒頭「ゆく河の流れ」
河は絶えずして、しかも、もとの水にあらず
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」— 鴨長明が日野の山中の方丈の庵で書いた、日本最初期の本格的随筆。「無常」を川の流れ・うたかた・露と霜という三つの比喩で凝縮した冒頭は、800年を超えて読み継がれている。
- 3
枕草子・第一段「春はあけぼの」
春はあけぼの — 平安の眼差し
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて…」— 日本最初の本格的随筆の第一段。四季それぞれの「をかし」と感じる時刻と情景を、清少納言が魂のレンズで切り取った珠玉の短章。
- 4
源氏物語・桐壺巻 冒頭
世界最古の長編心理小説の幕開き
「いづれの御時にか、女御、更衣あまた侍ひ給ひける中に…」— 紫式部が書き始めた世界最古の長篇物語の冒頭。桐壺更衣の悲劇から始まり、光源氏の生涯54帖の壮大な物語が、たった数行の中に予告されている。