いろは うた
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす
げんだいごやく
いろ (花) は うつくしく さいているけれど、いつかは ちって しまう。
わたしたちの 「よ (世)」 も、だれも かわらず ながく いきられるものは いない。
「うゐ (うい・うらい)」 という、ふかい おくやまを、きょう こえていく。
そうすると、あさい ゆめを みているような ―― そんな まよいも、もう ない。
「いろは」の ふしぎ
この うたを よく みると、ひらがな の 47 おん が、すべて 1 かいだけ でてきます。
「い・ろ・は・に・ほ・へ・と・ち・り・ぬ・る・を…」 と。
これは、ぐうぜん では ありません。平安時代 (へいあんじだい) の むかしの 人が、おもしろい だけでなく ふかい いみを もつ うた として、こころ をこめて つくった と いわれています。
「あいうえお…」と ならべるのは、もっと あたらしい じだいに なってから の こと。
むかしの こども は、まず この 「いろは」 を おぼえて、それから あいうえお を ならいました。