指導案:杜甫「春望」
| 学校段階・教科 | 高等学校 漢文 第1学年 |
|---|---|
| 所要時間 | 1時限 (50分) |
| 本文の目安時間 | 約 20 分 |
| 学習指導要領 |
|
| 準備物 |
|
単元概要
杜甫「春望」を通じて、漢詩の構造(五言律詩・対句・押韻)と、戦乱と無常の主題を学ぶ。 『奥の細道』など日本古典への影響も併せて考える。
本時の目標
- 漢詩の構造(五言律詩・押韻・対句)を理解する
- 「国破れて山河あり」のメタファーを味わう
- 杜甫の生涯と安史の乱の背景を把握する
- 日本文学(特に芭蕉)への影響を確認する
授業の流れ
| 時間 | 活動 |
|---|---|
| 5分 | 杜甫の生涯と安史の乱を簡単に説明 |
| 10分 | 原文(漢字のみ)の素読でリズムと押韻を体感 |
| 10分 | 書き下し文の音読、返り点・送り仮名の確認 |
| 10分 | 現代語訳と対句構造の分析(3-4句、5-6句) |
| 10分 | 「国破れて山河あり」の対比について話し合い |
| 5分 | 芭蕉「夏草や」との比較、まとめ |
発問・話し合いの軸
- 国家(人為)と自然の対比は、現代の私たちにどう響くか
- 戦乱時代の「手紙」と現代の「SNS」 — 距離と時間の意味
- 杜甫はなぜ「白髪」「かんざし」という具体的身体で老いを語ったか
発展課題
- 杜甫の他の詩「登高」「望岳」も読む
- 同時代の李白「静夜思」と詩風を比較
- 芭蕉が杜甫から受けた影響を、他作品でも辿る
- 中国史の安史の乱と、その後の唐の衰退について歴史と連動
教師控メモ
生徒の反応・気づき
時間配分の振り返り
次回への改善点