指導案:老子 第一章「道可道、非常道」
| 学校段階・教科 | 高等学校 漢文 第1学年 |
|---|---|
| 所要時間 | 2時限 (各50分) |
| 本文の目安時間 | 約 30 分 |
| 学習指導要領 |
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| 準備物 |
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単元概要
『老子道徳経』第一章を通じて、道家思想の核「タオ」の概念に触れる。 儒家(孔子)と道家(老子)の対比のなかで、東洋思想の振幅を体感する。 「言葉では語りえぬもの」を漢文を通して語ろうとする逆説の教材。
本時の目標
- 漢文訓読を通して『老子』第一章を読める
- 「道(タオ)」が単なる道徳でないことを理解する
- 「無名・有名」「妙・徼」の対概念を把握する
- 道家と儒家の思想的対比を整理する
授業の流れ
| 時間 | 活動 |
|---|---|
| 1時限・10分 | 老子の伝承と『道徳経』の概要を説明 |
| 1時限・15分 | 原文の素読 — 漢字のリズムを体感 |
| 1時限・15分 | 書き下し文・現代語訳の対照読み |
| 1時限・10分 | 「道可道、非常道」のパラドックスを討論 |
| 2時限・15分 | 「妙」「徼」「玄」の語感を分析 |
| 2時限・20分 | 儒家(孔子)との対比 — 「為すこと/為さざること」 |
| 2時限・10分 | 現代思想(観測問題・神秘主義)との接続 |
| 2時限・5分 | 振り返り |
発問・話し合いの軸
- 「語りえぬもの」を語ろうとする矛盾を、老子はどう克服しているか?
- 儒家と道家、どちらの立場が現代の私たちに必要だろうか?
- 「無為自然」は「何もしない」と同じか?
発展課題
- 『荘子』「逍遥遊」を併読する
- ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』末尾の「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」と対比する
- 禅仏教の「不立文字」と道家思想のつながりを探る
- 道教(宗教としての道教)と道家思想(哲学としての道家)の違いを整理する
教師控メモ
生徒の反応・気づき
時間配分の振り返り
次回への改善点