指導案:レモン哀歌
| 学校段階・教科 | 中学校 国語 第3学年 |
|---|---|
| 所要時間 | 2 単位時間 |
| 本文の目安時間 | 約 25 分 |
| 学習指導要領 |
|
単元概要
『智恵子抄』を代表する短い詩。中3 国語では、近代詩を「伝記的事実」と「言葉の選択」の両面から味わう題材として理想的。光太郎と智恵子の関係(『道程』『あどけない話』『山麓の二人』『レモン哀歌』『亡き人に』への流れ)を背景にして読むと、詩の重みが格段に深まる。
本時の目標
- 詩の背景(智恵子の発病・死)を踏まえて、感情の高まりを共有する
- 「トパアズいろの香気」のような共感覚的表現の効果を考える
- 自分の体験を一つの「もの」に託して短い詩を書いてみる
授業の流れ
| 時間 | 活動 |
|---|---|
| 10分 | 光太郎と智恵子の出会いから死別までの年譜を簡単に提示。彫刻家・洋画家の二人が共に生きた時代を確認。 |
| 15分 | 全体を音読 → 各行を読みながら、生命の細部(歯・目・噛む音)と死の影が交錯する構造を確認。 |
| 15分 | 「トパアズいろの香気」「サン・トリアン」など難語の議論。意味を確定するよりも、なぜここでこの語が必要かを考える。 |
| 5分 | 最後の二行「すずしく光るレモンを今日も置かう」の「今日も」が示す時間の経過を確認。 |
発問・話し合いの軸
- 「あなた」と呼びかける主体は、レモンを差し出す瞬間と、写真の前に花を置く瞬間で、同じ気持ちですか。
- 「あなたの咽喉を/嵐はあるが/このまゝあなたは/普通の食事をなさる」と光太郎は願います。なぜレモンが「食事」の代わりに置かれたのか。
発展課題
- 同じ『智恵子抄』の他の詩(「あどけない話」「山麓の二人」など)を読み、智恵子像の変化を考察。
- 高村光太郎『道程』(本サイト 小6 国語に収録) と読み比べて、彫刻家として、詩人としての光太郎の二面性を考える。
教師控メモ
生徒の反応・気づき
時間配分の振り返り
次回への改善点