指導案:御伽草紙『浦島さん』(抜粋) — 太宰治
| 学校段階・教科 | 中学校 国語 第2学年 |
|---|---|
| 所要時間 | 2時限 (各50分) |
| 本文の目安時間 | 約 25 分 |
| 準備物 |
|
単元概要
中2 国語の 翻案文学 教材として、太宰治『御伽草紙』冒頭 (浦島さん) を読む。 昔話を知っている生徒なら、太宰の語り直しの面白さを直接体感できる。 戦時下に書かれたという背景も含めて、「物語を語り直す」という文学行為の意味を考える教材。
本時の目標
- 太宰治の文体の特徴を把握する
- 翻案文学のジャンルを理解する
- 古典説話の現代的読み直しを体験する
- 戦時下文学の文脈を知る
授業の流れ
| 時間 | 活動 |
|---|---|
| 1時限・10分 | 「浦島太郎」のあらすじを生徒同士で確認 |
| 1時限・20分 | 太宰版を音読 |
| 1時限・15分 | 原型の昔話と太宰版を比較 |
| 1時限・5分 | 振り返り |
| 2時限・15分 | 「翻案文学」のジャンルを概観 |
| 2時限・20分 | 戦時下の文脈を解説 — 防空壕での執筆 |
| 2時限・15分 | 自分なら他のどの昔話を翻案するか、計画を立てる |
発問・話し合いの軸
- 「浦島太郎」を翻案する意味は何か?
- 戦争のさなかに昔話を書く ─ これは「現実逃避」か「現実への抵抗」か?
- 太宰の浦島が「変人」扱いされる設定は、何を語っているか?
発展課題
- 太宰治『御伽草紙』の他の編 (カチカチ山・舌切雀・瘤取り) も読む
- 芥川龍之介『藪の中』『地獄変』との比較
- 中島敦『山月記』との比較 (kotoko1 の本サイト教材)
- 自分で 1 つの昔話を翻案する創作課題
教師控メモ
生徒の反応・気づき
時間配分の振り返り
次回への改善点