指導案:Beowulf 冒頭 — 古英語叙事詩の世界
| 学校段階・教科 | 高等学校 世界史 第1学年 |
|---|---|
| 所要時間 | 1時限 (50分) |
| 本文の目安時間 | 約 30 分 |
| 学習指導要領 |
|
| 準備物 |
|
単元概要
高1 世界史の中世ヨーロッパ単元と、英文学・言語史の橋渡しに最適。 アングロサクソン文化を、教科書の「ノルマン征服 (1066)」だけでなく、その前の「ゲルマン的英雄世界」として体感する。 Beowulf を通じて、英語のルーツ・北欧神話・口承文学の世界を一望できる。
本時の目標
- Beowulf の文学史的位置を理解する
- 古英語と現代英語の連続性/断絶を体感する
- アングロサクソンの戦士文化を学ぶ
- 口承から書承への移行という文化史の重要転換を把握する
授業の流れ
| 時間 | 活動 |
|---|---|
| 10分 | アングロサクソン時代のイングランドを地図で確認 |
| 10分 | 古英語の原文 (冒頭 11 行) を音読 |
| 10分 | 試訳と解説を読む |
| 10分 | 「Hwæt!」「sceaft」「scop」など、古英語の語彙を覚える |
| 5分 | トールキンと Beowulf の関係を紹介 |
| 5分 | 振り返り |
発問・話し合いの軸
- 「口承」の物語と「書承」の物語、それぞれの魅力は?
- 古英語と現代英語、これほど違うのに「同じ言語」と言えるか?
- 「英雄が怪物と戦う」物語の普遍性 (各文化に存在する) について
発展課題
- セイマス・ヒーニーの現代英訳 (Faber, 1999) を読む
- J.R.R. トールキン『指輪物語』との関連
- チョーサー『カンタベリー物語』(中英語) との時代差を確認
- 同時期の日本『竹取物語』との比較
教師控メモ
生徒の反応・気づき
時間配分の振り返り
次回への改善点