指導案:マルクス・アウレリウス『自省録』第二巻 抜粋
| 学校段階・教科 | 高等学校 西洋古典 第1学年 |
|---|---|
| 所要時間 | 2時限 (各50分) |
| 本文の目安時間 | 約 30 分 |
| 学習指導要領 |
|
| 準備物 |
|
単元概要
高1 西洋古典の教材として、古代ローマ皇帝マルクス・アウレリウス『自省録』を読む。 西洋古典 = ギリシア・ローマの哲学・歴史・文学 という枠組みで、プラトン (洞窟の比喩) と並ぶ西洋思想の柱。 現代の精神療法 (CBT) との繋がり、コロナ禍以降のストア派人気の再燃 などにも触れたい。
本時の目標
- ストア派哲学の基本概念 (徳・理性・アパテイア) を理解する
- 古代ローマ皇帝の苦悩と思索を体感する
- 「自己との対話」を通じた哲学の方法を知る
- 現代の認知行動療法との関連を把握する
授業の流れ
| 時間 | 活動 |
|---|---|
| 1時限・10分 | マルクス・アウレリウスの生涯と『自省録』の成立背景 |
| 1時限・20分 | 第二巻冒頭を音読・現代語訳 |
| 1時限・15分 | ストア派の基本概念を整理 |
| 1時限・5分 | 振り返り |
| 2時限・20分 | プラトン『国家』との対比 — 言語観・人間観 |
| 2時限・20分 | 現代の認知行動療法との繋がりを考察 |
| 2時限・10分 | 「自分自身への手紙」を書く創作課題 |
発問・話し合いの軸
- ストア派の「徳のみが善」は、現代の幸福観と合致するか?
- 皇帝でありながら「自分は世界の小さな部分にすぎない」と書く感性は、どこから来るか?
- ストア派と仏教の共通点・違いは?
発展課題
- エピクテトス『提要』『語録』 を読む
- セネカ『道徳書簡集』を読む
- 現代のストア派復興運動 (Modern Stoicism) を調べる
- 映画『グラディエーター』 (2000) との関連 (マルクス・アウレリウスは冒頭に登場)
教師控メモ
生徒の反応・気づき
時間配分の振り返り
次回への改善点