指導案:立春の卵 — 中谷宇吉郎
| 学校段階・教科 | 中学校 理科 第2学年 |
|---|---|
| 所要時間 | 2時限 (各50分) |
| 本文の目安時間 | 約 25 分 |
| 準備物 |
|
単元概要
中2 理科で「観察と記録」「科学リテラシー」の単元と接続。 中谷宇吉郎が、1947 年に新聞・雑誌で流行した「立春の卵」現象を、冷静に検証した過程を読む。 物理学者が「神秘」に挑む姿勢を、生徒にも体得させたい。 自宅で卵立て実験ができる、実体験を伴う教材。
本時の目標
- 都市伝説を科学的に検証する手順を理解する
- 再現性・反証可能性の概念を体得する
- 物体の重心と安定の物理を学ぶ
- 自分で実験する姿勢を持つ
授業の流れ
| 時間 | 活動 |
|---|---|
| 1時限・5分 | 「立春に卵が立つ」を知っているか? 信じるか? を共有 |
| 1時限・20分 | 本文を音読・通読 |
| 1時限・15分 | 中谷の検証プロセスを箇条書きで整理 |
| 1時限・10分 | 自分の身近な「都市伝説」を挙げる |
| 2時限・20分 | 実験 — 立春以外の日に卵を立たせてみる |
| 2時限・15分 | 「なぜ人は神秘を信じるか」を心理学・社会学の視点で議論 |
| 2時限・10分 | 現代の疑似科学の検証プロセスを考える |
| 2時限・5分 | 振り返り |
発問・話し合いの軸
- 「立春の卵」が新聞で流行したように、現代の SNS で広まる「不思議現象」はあるか?
- 科学者は人々の「夢」を壊す存在か、それとも守る存在か?
- 「立つ卵」を完全に立てるコツは何か?
発展課題
- 中谷宇吉郎『雪』も読む (chugakurika1)
- 寺田寅彦の随筆と比較
- 科学哲学・カール・ポパー『科学的発見の論理』への入門
- 現代の疑似科学 (水素水・血液型性格判断など) の批判的検証
教師控メモ
生徒の反応・気づき
時間配分の振り返り
次回への改善点